バーレーンがクリプト規制へ(翻訳)
[小さな湾岸国家がクリプトへの扉を開こうとしている]
▶︎バーレーンがもうすぐクリプト取引プラットフォームを規制する:公式
▶︎IPO運営のSprinkleXchangeが今月バーレーンで稼働し始める
かつて中東の金融業の中心であったバーレーンは、仮想通貨を取り扱う会社をどのように規制するかを検討する一方、それらの会社がバーレーンで営業することを試験的に許可することで経済を立て直そうとしている。
バーレーン経済開発庁ビジネスマネジャーのDalal Buhejji氏は、中央銀行はスケジュールを特に定めずに規則を発表するだろうと述べた。
一方中央銀行によると、すでにクリプトアセット(暗号資産)プラットフォームの運営の規則案に関する諮問書を発行したという。
このバーレーンの、ブロックチェーン技術と仮想通貨取引に焦点を当てる企業を惹きつけようとする試みは、この部門の大部分が世界の主要な金融中心地において認可も規制もされないままであることから行われている。これにより事業者は、マルタ、リヒテンシュタイン、ジブラルタルなど、市場規制がよりオープンな小規模なエリアのように明快さを求めなければならなくなる。
Buhejji氏によると、バーレーン中央銀行は、企業が「限られたユーザーとトランザクションにおいてそれぞれのソリューションを試すこと」を許可している。この計画の目的は、企業が迅速に市場に進出する方法を見つけることであると、彼女は付け加えた。
ブロックチェーンを用いたIPOプラットフォームSprinkleXchangeは、中央銀行のいわゆる規制のサンドボックス制度の下で営業することを認可された28の会社で用いられる。これらの会社はそれぞれ試験的に9ヶ月間営業し、中央銀行は規制の可能性を探る。
ニューヨークを拠点とするSprinkleグループ株式会社が運営する取引所は今月から稼働を開始する。それにより5月までに最初の会社が設立されることが期待されると、CEOのAlexander Wallin氏は述べた。
バーレーン経済は、産油国湾岸協力会議(GCC)6カ国の中で最も規模が小さく、2014年からの原油の価格低下により大きな打撃を受けてきた。同盟諸国は昨年、バーレーン経済を支えるため100億ドルを基金として援助した。
バーレーンはビジネス運営のコストが他の湾岸諸国と比べて比較的安いとBuhejji氏は述べる。
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