仮想通貨ブームが続くスイス(翻訳)
[ビットコインブームが進行するスイス:Dolder HotelがBTCを受け入れ]
要約
・ビットコインが取引手段として復活
・クリプトバレーの成長
・Bitcoin Suisse(スイスの仮想通貨ブローカー)がスポンサーに
クリプトバレーのスタートアップが運営する新しい決済プラットフォームのお陰で、仮想通貨決済はスイスとイタリアで消費者から新たに注目を集めている。
ビットコインが「取引手段として復活」
スイスの地元ニュースFinewsの27日の報道によると、5つ星のDolder Hotel(ドルダーホテル)と自動車販売ディーラーのAutohaus Kesselが、ビットコインとイーサリアムの仮想通貨支払いサービスを5月に開始する。
Dolder Hotelはスイスの金融中心地チューリッヒにあり、Kesselはクリプトバレーのホームタウンであるツークに拠点を置き、またイタリア北部にも店舗を構える。
Dolder HotelとKesselは、ツークに本拠を置きスイスの金融プラットフォームBityから投資されているInactaのスマートフォンでの決済アプリ、Inapayを介して仮想通貨支払いを受け付ける。
サービス開始は今後2ヶ月以内に予定されており、Dolder HotelとKesselは今年の後半にInapayを利用できる加盟店が増加する前段階としてサービス利用者を惹きつけようとしている。
このニュースに対し、Inactaの暗号資産技術リーダーでありBitcoin Association Switzerlandの会長であるLucas Betschart氏は、ビットコインの人気回復として歓迎した。
「ビットコインが取引手段として復活した」と彼はツイートしている。
クリプトバレーの成長
Bitcoinistが報告した通り、仮想通貨市場の停滞が続いたことで投資家の行動は大きく変化した。
下げ相場は現在、ビットコイン史上の他のどの市場よりも長く続いており、コインは支出から保持・蓄積へと傾向が変化した。調査により、これはビットコイン市場の登場以来、それを特徴付けてきた強気市場と弱気市場のサイクルと一致していることが分かった。
下げ相場の結果、ビットコインは依然として4,000$前後、最高値から90%以上低下したイーサリアムは135$前後を推移しているため、高級スイートルームやフェラーリなどの高級クラシックカーが仮想通貨で支払われることは限られるかもしれない。
それでもクリプトバレーは、依然として成長の拠点となっている。
クリプトバレーの仮想通貨とブロックチェーンを取り扱うビジネスコミュニティは、ヨーロッパで最も急成長している技術中心地として12月にランクインし、会員を増やし続けている。
Bitcoin Suisseがスポンサーに
また、仮想通貨優遇の規制が認められたことでクリプトバレーでの活動は盛んになり、立法者もこの状況に対応している。
先週、スイス議会は、マネーロンダリングやその他悪行の防止を狙い、仮想通貨を財政法に新たに盛り込むことに賛成投票をした。
仮想通貨を所持するしないに関わらず、企業の水面下での動きも一般的な人々にとってはより重要になるだろう。
3月上旬には、スイス版Amazonとして知られるDigitec-Galaxusがビットコイン決済の受入れを開始した。
今週から、同じくツークに本拠を置く仮想通貨金融サービスのBitcoin Suisseが、チューリッヒ空港にて長期的な広告掲載を始めた。
プロモーション動画で確認できるが、これは旅行者が主に仮想通貨決済と投資の広告を多く目にすることを意味する。
Bitcoin Suisseはこの長期的なマーケティング広告を、チューリッヒ空港の国際線到着1番ゲート及びヨーロッパ線到着2番ゲートに設置した。
「少なくとも2019年の残りと2020年までに、約1100万人の旅行者や関係者がスイスに到着する際に会社の目標とメッセージを見ることになるだろう。」
https://bitcoinist.com/bitcoin-switzerland-dolder-hotel-ferrari/
より翻訳・要約