Hersheyが菓子業界へのブロックチェーン導入を検討(翻訳)
[Hersheyが広告にブロックチェーン技術を使用へ]
アメリカの大手チョコレート会社Hersheyが、マーケティングとサプライチェーンにおけるデジタルトランスフォーメーションを達成していくことを目指し、ブロックチェーンの活用を開始。
報道によると、HersheyはブロックチェーンコンソーシアムAdLedgerに加入。
※AdLedgerとは
・デジタル広告市場向け分散型データベース技術の開発を行う非営利団体
・IBM、Tenga、そしてブロックチェーン企業のMadHiveが2018年に設立
・フランスのメディアグループPublicis MediaやグローバルコンサルタントGABBCONなどもこのコンソーシアムに参加(Cointelegraphの報道)
Cointelegraphによると、現在の広告業界にはデータやプロセスの透明性が欠けているという。噂に違わなければ、ブロックチェーン技術を活用ことで、広告出版社の取引の検証方法や、広告代理店やその他仲介業者と出版社の対応プロセスなど、エコシステム内の全員が十分な情報を確認できるようになり、透明性を保証できる。
Hersheyのアドレサブル広告の責任者であるVinnyRinaldi氏はこう述べた:「これは私たちの考え方を根本から大きく変える可能性がある。」
Hersheyのこのような動きは広告だけでなく、カカオ豆から板チョコに至るまでの追跡管理にも拡大するかもしれない。デジタルマーケティングを行うTom Daly氏は先月、ConfectioneryNewsに対し「ブロックチェーン技術は、カカオ豆を原材料として用いているブランドの消費者にとっても役立つだろう」と述べた。なぜなら、消費者は今後、チョコレートがどこでどのように作られたかを知りたがるようになるだろうからだ。
Hersheyの最高デジタル責任者(CDO)であるDoug Straton氏は、全米菓子協会(NCA)がフロリダで開いた会議でこう語った。「菓子業界はデジタルトランスフォーメーションに遅れをとり続けてきた。関連企業はブロックチェーン技術を利用することで効率を上げ、消費者と向き合わなくてはならない。」
より翻訳・要約