インドの仮想通貨規制への動き~最高裁の主張~(翻訳)
https://news.bitcoin.com/indian-supreme-court-advocate-cryptocurrencies-cannot-be-regulated/
より翻訳・要約
[インド最高裁弁護士の主張:仮想通貨は規制すべきではない]
あるインド最高裁弁護士の指摘:
・インド政府の仮想通貨規制の限界
・最高裁はこの問題に関与すべきではない
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クリプト関係者の期待:
・政府の規制の枠組み
・中銀による仮想通貨取引禁止措置に対する請願書の最高裁審査
仮想通貨は規制すべきではない
Abraham C. Mathews氏はデリーの高等裁判所や各地裁判所、さらに最高裁で活動する弁護士、また公認会計士である。
以下はMoney Control出版の記事における彼の意見:仮想通貨や、それを規制しようとする政府の試みについて
・仮想通貨は本来規制できるものではなく、最高裁は衝動的に関与すべきではない
・通貨としては依然使用する人が限定されているという点で、仮想通貨には初期の草案者が予期した使い方では広まっていない面がある
・ブロックチェーン技術は軌道に乗った
・仮想通貨革命はほとんど失敗
・取引がハッキングされた際にコインが戻ってきたり犯人が見つかったりする可能性が驚くほど低いからといって、クリプト規制を安易に強制すべきではない(政府の取り組みで覆せることではない)
・インド準備銀行(RBI,インドにおける中銀)はこれまで銀行と仮想通貨を扱う人々との取引を禁止してきた、これが中央銀行のできる限界
・仮想通貨が違法宣告を受けるべきだと言っている訳ではなく、それはあるがままー駄作と思われるがーに扱われるべきで、そのまま取引をさせればよい
・だが仮想通貨に法基盤や合法性を与える必要はありそうである
仮想通貨関係者は規制に賛成
一方産業関係者はクリプト規制を要求。(参照→クリプト取引所WazirxのCEOであるNischal Shetty氏がイニシアチブを取るソーシャルメディアキャンペーンが124日目に突入。彼は以前、「毎日100近いリツイートやいいね、また1000近い閲覧を受けている。」とニュースBitcoin.comに伝えている。)
2月、多くの政策立案者がブロックチェーンサミットで顔を合わせた。ディスカッションの議題にはクリプト規制も含まれ、イベント後の報道によると、参加者が「会計年度末までに規制を行う」ことに同意したという。
現在までインドの仮想通貨規制の枠組みに対する提案書は政府に多く提出されている。
・1月ー財務省は有名法律事務所、Nishith Desai Associatesを招き、彼らの提案を紹介するよう求めた
・先月ーNasscom(インドの主要IT関連企業が加盟している団体)がクリプト規制を求めるレポートを出版
先週、最高裁は政府に対し、クリプト規制政策を制定する猶予として4週間を与えた。政府も同時に、規制案を草案する委員会もその最終段階にあると伝えた。